自家製リレーインタビュー Vol.4

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野中拓:時間は空きましたが、野中から千歳さんに色々質問していこうと思います!

千歳:はい!

野中:さっそく行きましょう!

 

野中:千歳さんは楽器を手にした訳やけど、最初から楽器はギターだったの?

千歳:最初からギター。中学生の夏休みにアコギを買って、バスケ部を辞めてね、そしたらその年のクリスマスに島村楽器に来てってお母さんに呼ばれて。それで好きなギターを選びなさいって。

野中:そのシチュエーションすごいね!

千歳:きっとギターっていう趣味を見つけて嬉しかったんだと思う。それでギター教室にも通ってね!

野中:親にぶち込まれたわけだ!

千歳:親がギターを聞いてて上達しないと思ってぶち込まれたの(笑)あとその時に通ってた楽器屋があって。その楽器屋は千葉LOOKの近くにあるおじさんがやってる楽器屋さんだったの。

野中:あ、それって今も通ってる楽器屋さん?

千歳:そうそう。今もっていうかね、Chantyが始まる時にそこの楽器屋でギターを買ったの。それでその時おじさんの事覚えてたけどおじさんはきっと忘れてるんだろうなって感じだったけどおじさんが覚えてくれてて、あ!ってなって。だからすごく縁がある楽器屋さんなんだ。

野中:その縁は大事にしないといけないね!何かあったらいつも楽器持って行ってるもんね!

千歳:考えると千葉の地元に住んでて、本当地元に生かされてるなって思うの!ライブハウスもあって楽器屋もあって。仲間も居て。

野中:千歳さんは千葉って感じするもんね、本当大事にした方がいいと思う!

 

野中:初めてバンドを組んだのはギターを初めてからすぐ?

千歳:中学生の頃は周りにギターしかいなくてバンド組めなくてさ!

野中:よくあるやーつ!

千歳:そうそう。高校生になってから俺の友達がある人に「良いギタリストがいるから紹介したい」っていう話をしてたみたいで紹介された相手がgirugameshの左迅だったの。

野中:それが噂のVenomの始まりですね!

千歳:もう一人ギターも居て、そのギターとベースが兄弟で。あとはドラムの子が女の子だった。

野中:女の子!可愛かった?

千歳:一般的に可愛かった!最初ドキドキした!(笑)

野中:意識しちゃうよね!(笑)

千歳:でもその子は自分を女として見て欲しくないタイプで。私はドラマー。そういう感じだったの。だから変な目線で見たりはしなかったね!

野中:バンドを組んだらどんなバンドでも家族の次くらいに会うし仲間な訳やもんね。

千歳:それで高校を卒業するときにバンドをやめる、イギリスに留学するって決めて。

野中:なんで留学を決めたの?

千歳:元々は音楽大学に行きたかったんだけど親に反対されて。それなら留学しなさい!って。

野中:クレイジーファミリー!

千歳:行ってきなさい!って感じで(笑)

 

野中:よくイギリスに行こうって決めたね!怖くなかった?最初は親と行ったの?

千歳:怖かったね!最初っから一人だったよ。

野中:一人!?言葉も通じないのに向こうに着いたらどうしたの_?

千歳:それがね、ちょっと面白いんだけど空港に着いたら「Welcom MASA」のボードを持った人が居たの(笑)

野中:テレビで見るやつやん!(笑)

千歳:それでホームステイ先に連れて行ってもらって。着いたら親に到着の連絡しなさい!て言われて親に電話したら泣いちゃって。

野中:親の声って聞いたら安心しちゃうからね。それに帰りたいと思っても帰れないから尚更よね!

千歳:学校が始まったら英語の勉強もしてたんだけど、食堂に行ったらアジア系の方が居て、でも日本人かどうかわかんないじゃん?だから小さい声で「すいません」って言ってみたりしてた(笑)

野中:日本人なら反応するだろうという作戦やね!!

千歳:振り返ってもらえた時の安心感ハンパないからね(笑)日本人も5、6人いたからそれで安心も出来たかな。

 

野中:イギリスで音楽の勉強はどんな勉強をしてたの?

千歳:音楽の歴史とかかな!レポート書いたりしないといけなかったから大変だった。向こうで出来た友達のピーターに一杯聞いてた。

野中:ピーター!日本に遊びに来てくれるキャラの濃いお友達ね!(笑)

千歳:ピーターと友達になったのは本当大きかった。あとね音楽の勉強をし出して、スケール(音階)とかの成績はあんまりよくなかったんだけど、パフォーマンスの成績はよかったの!

野中:それは十分今に生かされておりますね!それが日本に帰ってきて生かされたと!

千歳:一回塞ぎこんじゃったけどね(笑)自分をどう出していいのかわかんなくて。でもChantyを組む前くらいからやっと自分らしく出来るようになってきたかな。日本に帰ってきてから-tarrot-を組んで、そのあとにレミングを組んで。

野中:そこでIvyさんと運命的な出会いを果たすわけですね!めっちゃ仲良いよね!

千歳:クレイジーガイだね!

 

野中:レミングが終わった後はどういう風に考えてたの?

千歳:西武新宿線のガード下の服屋でバイトずっとしてて、正社員になる?っていう話もあったの。それがChantyを組む時とかぶってて。正直凄く迷った。

野中:そりゃ迷うよ。正社員になったら安定した生活もできるしね。

千歳:そうね。安定もするし何より仕事が楽しかったからね。でももっと音楽をやりたい、まだやりたいって思ったからChantyをやろうって決めたの。

野中:自分なりに答えを出した訳ですね!それで今のChantyがあります。

 

野中:それでChantyを組んで、今改めてどんなギタリストになりたい?

千歳:俺はSUGIZOさんが好きなのね。でもSUGIZOさんにはなれないわけで。

野中:でもSUGIZOさん背面弾きとかしてないと思うけど?(笑)

千歳:それはやっぱりイギリスの時に学んだ何でもやって良いっていう言葉かな!背面弾きしたりアンプの上に乗っかったり(笑)イギリスにいた時に、ライブハウスでライブをしたの。でもライブハウスって言ってもバーみたいな所でさ。お酒飲みながら見てるわけ。で、アジア人って向こうの人から舐められるのね。俺がギター弾いてたら凄い悪口とか野次とか言われて。めっちゃ腹立って中指立ててギターかき回したらその人がCOOL!!YHAAAAA!!!って感じになって。音楽で戦ったって感じがしてさ。その経験が今凄い生かされてる。

野中:それ良いね!音楽でやりあった感じが凄いする!会話しなくてもいいよね!今後もその考えを胸に千歳さんらしくいブンブンしてほしいね!!

千歳:あと1枚目のアルバムの制作をした時に凄い勉強、自分の為になったなっていうことがあって。その時は杉本善徳さんに色々お世話になったんだけど、曲出しをした時に善徳さんに「お前は何万っているバンドの中で本気でやってそいつらと戦えるのか」って言われて。本気でやってますよ…ってなったんだけど凄いその言葉がわかって。ギターのレコーディングの時も善徳さんの顔色を伺ってる部分があって。そしたら善徳さんが自分がええと思ったテイクが録れたらそれでええねんって言ってくれて。

野中:善徳さんとずっと一緒やったもんね。ギタリスト同士やから話もしてたよね!

千歳:本当善徳さんには感謝してる。今になるとあの時の言葉ってこういう意味だったんだって。

野中:大人になったんやね!(笑)でもChantyの為にもなったしね。

千歳:一歩一歩日々進化していかないと!進化の結果は9月16日っていうChantyの誕生日に見てもらえたらって感じです!

野中:そうですね!お後がよろしいようで!千歳さんありがとうございましたー!